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  • 執筆者の写真もずく

【プロキシ】今日も一日《対抗呪文》(6版)







《対抗呪文》


インスタント


呪文1つを対象とし、それを打ち消す。



出典:

https://mtg-jp.com/products/card-gallery/0000127/14511/




わずか青2マナで何もなかったことにする極悪呪文。



カードをプレイするという、カードゲームの根幹を否定する“打ち消す”という概念。そんな一片の慈悲もない言葉を見たのは、MTGが初めてである。自分の行動を人に却下されることは、ゲームといえど心に来るのだ…。



自分の一手が通るか通らないか、双方腹探りしながら戦う駆け引きの面白さは否定しない。打ち消し呪文を出し抜いて、状況を突破できた時の喜びは大きい! でも根本的に心が虚ろになる。



最もMTGをプレイしていた時、一番仲が良くて何度も遊んだ友達がいた。そいつのデッキには《対抗呪文》が4枚積まれていた。自分のカードが何も成すことなく、静かに墓地へ送られていくのを何度も見た。



もちろん《対抗呪文》だけではない。ピッチスペルの《目くらまし》だの、フリースペルの《巻き直し》だの、手足を捥いで心を粉砕機にかけるような打ち消しカードが山積みのデッキである。クリーチャーは… 一体も入っていない。打ち消された後は火力呪文が、顔面に絶え間なく飛んで来る。



MTGで戦っていたころの〈デュエル・マスターズ〉が好きだった我々の内、その友人は〈邪藩牛次郎〉がお気に入りで、こちらのカードを打ち消すたびに「べらら~!」とか笑ってた……



友達だからな… 俺たちは… 友情に一片の曇りはない…




かなしみ。




後日談として、輪ゴムで留めてたそいつのデッキは豪雨の制裁を受けて、一つの整った紙の塊になっていた。



やっぱあのデッキ、この世にあってはいけなかったんだな…




かなしみ。





※ピッチスペル:代替コストを用いて、マナを使わず唱えられる呪文。


※フリースペル:使用後に土地がアンタップするため、実質マナがタダに思える呪文。













 
 

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